家串の荒獅子
愛南町家串 若宮神社の秋祭りに行って来ました。
家串の荒獅子は獅子舞全国大会で優勝したという。
そのことを調べたのですが見つけることが出来なかったけど
愛媛県生涯学習センターの「愛媛の記憶」というのに
以下のような聞き書きの記事がありました。
昭和6年(1931年)には、東京のある百貨店の落成式に招かれた。このときには、十何組かの郷土芸能が全国から選ばれて、10日間ぶっ通しで毎日、百貨店にある劇場で踊った。そのとき、隣の愛治(あいじ)村(現北宇和郡広見(ひろみ)町)の清水(せいずい)の五鹿(いつしか)(踊り)も一緒に行きました。わたしら荒獅子が出番となったらわんさの拍手で、ほかの芸能とは拍手が違うんです。このときに、河東碧梧桐(1873~1937年)さんが見物に来ていて、あまりにも人気が強いのと芸がいいというので驚いて、『これだけ見事な芸能が我が郷土にあるということをわたしは知らなかった。』と言って、わたしらの控室に2回来なはった(来られた)。最初は羽織(はおり)袴(はかま)の正装で、2回目には背広を着て来なはった。2回目に来た時に、記念にと言って扇子に一句書いてくれ、7人全員が1本ずつもらいました。わたしらは知らんから、あの人はどんな偉い人だろうかと思いました。後で、愛媛県出身の有名な俳人だと聞いたんです。今でこそ、あの人の名前は全国的に知られて、書いたものに値打ちが出てますが、その時分は皆、これが宝になるようなものだとは思わなかったので、今ではその扇子を手元に持っている人はないんです。
文字通り荒々しく舞います。
飛び回る蝶(太鼓打ち)を捕まえようとする獅子が
蝶と舞い遊ぶ物語のようです。


狭い所でも荒々しく舞います。

五ツ鹿踊りと

相撲練りもありました。

来年はじっくり撮りたい秋祭りです。
路地が良い!
動きを撮る、美事ですね。また話していたように路地のなかで踊る姿もすばらしい。鹿踊りも、相撲練りも・・・ところ変われば祭りも変わる。日本の良いところの切り取り、がんばって続けてください。
| 鬼城 | 2015/11/10 07:46 | URL |